不動産投資を失敗しないためには?不動産投資によくある失敗例

不動産投資はミドルリスク・ミドルリターンであるといわれています。確かに株や為替などの動産投資と比較すれば、大きな損失は少ないと考えられます。しかし、小さな損失でも、積み重なっていけば想定外の大きな損失になりかねません。
失敗を未然に防ぐためには、不動産投資でどのような失敗があるのかをよく知っておくことが有効です。不動産投資におけるよくある失敗は、以下のようなものがあります。

  • 借り入れなどの経済的な失敗
  • 空室が埋まらず毎月想定外の赤字が出続ける
  • 物件選びの失敗

このような失敗事例と、それを未然に失敗を防ぐ方法を紹介します。

借り入れなどの経済的な失敗

不動産投資では、多くの場合数千万円、ときには数億円もの金額を動かすことがあります。そのため、金利が0.1%違うだけでも返済額に大きな金額差が生まれてしまいます。ローンの種類や金利によって返済額は数百万円も変わることもあるのです。
また、多くの不動産投資ローンは物件価格のみに適用されています。しかし、不動産投資を始めるときにかかる費用は物件の購入費だけではありません。仲介手数料などの諸経費も考えておかないと、資金がショートしてしまう場合もあります。

 

家賃滞納や空室などの物件管理に関する失敗

自分で満足できる物件を購入できたとしても、運用においてさまざまな問題が想定されます。
代表的なものが、空室の問題です。入居者がなかなか決まらない、入ってもすぐに出てしまうなどのケースも十分に考えられます。また、入居者が入ったとしても、家賃を滞納されるといったトラブルも後を絶ちません。訴訟などを起こしても、回収の目途が立たないケースも多くあります。
空室や家賃滞納の期間が続くと、当然、その分の収入がなくなるので、固定資産税などの支出は自分の資産から捻出しなくてはならなくなります。不動産投資ローンを借りている場合は、さらにローンの返済がありますので、支出ばかりが膨らむ事態となります。

物件選びの失敗

投資では、利回りが重要になりますので、安い物件は魅力的に思えます。しかし、安い物件にはそれなりの理由があるものです。
安いからと現地を見ずに物件を購入してしまうと、入居者が入らない、多額の修繕費がかかるなどのトラブルが起こることがあります。
物件周辺の雰囲気や利便性などは、自分の目で確認しないと分からないものですし、購入後に失敗したと思っても簡単には改善できるものではありません。
また、不動産投資によって、老後の収入源を得たいのか、投資で大きく儲けたいのかによっても選ぶべき物件が異なります。目的に合わない物件を選んでしまうと、目的を達成できない可能性が高くなってしまいます。
このような失敗がないように、物件選びは慎重に行う必要があります。

 

不動産投資を成功させるためには?

ここまで不動産投資によくある失敗例を紹介してきましたが、このような失敗をしないためには、どのような対策をしておけばよいのでしょうか。

不動産投資の目的を明確に

まず、不動産投資の目的を明確にすることです。例えば、老後の資金を安定的に確保したい、あるいは大きな資産をつくりたい、など具体的に投資目的を考えることが重要です。
不動産投資にはさまざまな方法があり、得られる利益にも差があります。また、目的によってリスクヘッジの方法も変わってきます。
特に不動産投資のための借入リスクには注意が必要で、不動産投資ローンが適用される範囲やローンで調達できる資金以外に、どれくらいの費用がかかるのかを確認してください。また、経済動向を見ながら、ローンの金利変化にも注目しておくことが必要です。

 

自分でもきちんと勉強する

不動産に関しての知識をしっかりと勉強しておくことも大切なことです。独学で勉強する方もいると思いますが、やはり、不動産投資セミナーなどに足を運んでプロの話を聞くのが一番よい方法です。
その知識を活かして、家賃滞納や空き室のリスクをある程度回避することもできます。例えば、空室に関しては、無料インターネットを設置するなど居住者に魅力的な施策を打ち出すこともできるでしょう。また、家賃滞納に関しては、入居審査の厳格化、管理会社の家賃保証の活用などが考えられます。
セミナーのほかにも、信頼のおける不動産管理会社などと連携をとることで、多くの知識を得ることもできるでしょう。

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事前にシミュレーションをしっかり行う

収支計画に関する事前シミュレーションは欠かせません。前述したように、価格が安い物件でも、環境が悪く空室が埋まらなかったり、多額の修繕費などが必要となったりして、利回りが悪い物件も多いのです。
まず、投資の目的を明確にして、狙った物件がその目的に合う収益を上げられるかをシミュレーションしてみましょう。不動産収益計算についての書籍も出ていますので、それを参考にするのもよいですし、信頼のおけるコンサルタントにお願いしてみる方法もあります。
実際に購入してみて、「失敗だった」では、多額の負債が残るだけです。あらゆる条件と角度からシミュレーションをしてください。

 

まとめ

投資を成功させるためには、始める前にしっかりと勉強することが重要になります。そのためには、セミナーなどを利用したり、信頼のおける不動産会社と連携することが一番の早道です。しっかりとしたプロの知識を得て、入念な投資計画を立てることが、不動産投資で失敗しないコツなのです。